ご挨拶


在コルカタ日本国総領事館

総領事からのメッセージ


   在コルカタ総領事館ホームページへようこそ。
   2010年10月に在コルカタ日本国総領事として着任してから2年半が過ぎました。この間、東日本大震災が発生した際には、コルカタをはじめ東インドの人々から深いお悔やみと温かい激励のメッセージを数多く頂戴しました。また、団体・市民有志などが、各地で被災者を追悼し、連帯を示すための集会を開催してくださいました。

   「当地の人々は心が温かい」との自分の確信を更に深めるとともに、総領事館を挙げて、寄せられた善意に誠意をもって応えていこう、より多くの日本の友人を作っていこうと取り組み、当地の人々との友好の絆を更に強化することができました。

   コルカタは、以前はカルカッタの名称で知られており、1912年まで英国統治下のインドの首都でしたので、当時の歴史遺産が多く残っています。また、コルカタはインドの文化の中心地とも言われており、老若男女、貧富を問わず文化を身近に愛する人々が多いのは、この土地の特徴と言えるかもしれません。

   また、コルカタを含むベンガル地方は、大詩人タゴールと著名な画家岡倉天心が友情を深めた地であり、その他にも、第2次大戦後の東京裁判に従事したパル判事など、多くのベンガル出身者が日本との交流を深めてきた歴史があります。

   当館は、そのような歴史の中で1907年に開館しました。現在、西ベンガル州、ビハール州、ジャールカンド州、オディシャ州(前オリッサ州)の4州を担当しており、日本と東インドの経済、文化、人々の交流の促進、邦人の皆様の安全確保に努めております。

   2012年に日本とインドは外交関係樹立60周年を迎え、両国の関係は首脳の相互訪問をはじめとして益々緊密化しています。インドがより身近に感じられるようになってきた状況の中で、本ホームページが皆様のお役に立てば幸いです。


2013年5月

在コルカタ日本国総領事

川口三男



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