ラビンドラ・バラティ大学タゴールハウス内日本ギャラリーに対する支援
平成31年3月13日
本案件により、損傷が多数見られる日本ギャラリーを改修することにより、日本とインドの友好関係の先駆けとなる、タゴールと日本との関わりに改めてスポットを当てることにあります。
ラビンドラナート・タゴール(1861-1941)は、1916年、1917年、1924年及び1929年に5度にわたり日本を訪問し、多くの知己を得、また日本滞在中に行った講義は、多くの日本人に感銘を与えました。このことが、日本とインドとの友好関係に大きな礎を築きました。
署名式に先立ち行われたスピーチにおいて、チャウドリー・ラビンドラ・バタティ大学副学長は、今回の支援に向けての総領事館の協力に謝意を表した上で、次のように述べました。
「タゴールと日本の関係は、インドと日本の人々を結びつけた。今回改修が行われる日本ギャラリーは、タゴールによって始められたこのような両国の友好関係を紹介するものである。」
これを受け、夛賀総領事から次のように述べました。
「5回にわたる日本滞在及び立ち寄り以前より、「ジャラサンコ・タゴール・ハウス」において、岡倉天心や横山大観といった著名な日本人とタゴール家の人々によって、知的、文化的交流が進められた。数ヶ月後に改修を終えた日本ギャラリーにより、多くの方に近代日印関係の重要な出会いを知って頂きたい。」