令和3年度対インド草の根・人間の安全保障無償資金協力案件として採択された「ビハール州ガヤ県における眼科病院医療機材整備計画」に係る贈与署名式

令和3年3月10日
貧困層住民を対象とした眼科病院へのアクセス改善
 
令和3年3月10日、在コルカタ日本総領事館の中村温総領事は、ビハール州のNGOである「新インド啓発の会(Nav Bharat Jagriti Kendra)」のサティシュクマル・サティシュギリジャ代表との間で、草の根・人間の安全保障無償資金協力案件として採択された「ビハール州ガヤ県における眼科病院医療機材整備計画」に係る贈与契約の署名式を行いました。

 

 
本案件は、ビハール州ガヤ県の眼科病院に眼科医療機材8台を整備することにより、ガヤ県及びその近隣2県(ナワダ県及びジェハナバード県)の貧困層住民等約700万人の住民に円滑な眼科サービスを提供することが可能になります。供与限度額は85,214米ドルです。

署名式において、中村温総領事より、「明日3月11日は東日本大震災発生日から数えて10年にあたる。日本はインドだけでなく世界から多大な支援を受けた事を決して忘れない。新インド啓発の会は社会課題の解決に尽力している。この機会を最大限に活用できると信じている。」等と挨拶しました。また、新インド啓発の会のサティシュクマル・サティシュギリジャ氏より、「日本政府の支援により、私たちの病院に8つの重要な医療機材を調達する事が可能になる。眼科疾患を持つ約700万人の視力を改善するための診断、治療及び手術に大いに役立つ。」等と感謝の意が述べられました。