ジャールカンド州の人々により良い生活を提供

令和2年12月9日

 令和2年12月8日、ジャールカンド州のNGOである「環境と社会啓発協会(Society for Environment and Social Awareness )」へ供与された職業訓練所の引渡式を行いました。 

当館から中村温総領事、「環境と社会啓発協会」から代表コーシクマリク氏とそのゲストが出席し、引渡式はオンライン会議にて行われました。
 

  


「環境と社会啓発協会」は、草の根人間の安全保障無償資金協力として採択された「ジャールカンド州パラム県における社会的及び経済的に困窮する女性のための職業訓練所建設計画」により供与された資金(111,362米ドル)を利用し2階建ての職業訓練所を建設しました。

 「環境と社会啓発協会」によれば、同訓練所は、およそ200人の少数民族や障害を持つ女性、困窮し、または夫を亡くした女性に職業訓練の場を提供することにより、それらの困窮した女性の生活水準の向上のために使用されるとのことです。また同訓練所の活動を通じ、およそ1,500人の家族が間接的に裨益するとのことです。

  中村温総領事は式典の中で「今回草の根スキームによって建設された職業訓練所が有効に使われ、ジャルカンドに住む人々へより良い生活が提供できる事を強く期待している」等と挨拶しました。

  また、「環境と社会啓発協会」の代表コーシクマリク氏は「今回支援して頂いた職業訓練所は、経済的及び社会的に困窮している女性の雇用創出に繋がる。10~15箇所の村に住んでいる多くの女性が恩恵を受ける。」等と日本政府と日本国民に感謝の意を表明しました。